人生それなりにハードモード

9歳と6歳の子持ちワーキングマザーが、人生を楽しむ為の日々の記録

【ネタバレ】本当はブラックな絵本「どこいったん」

皆さん、絵本は好きですかー?

今日も寒くてそろそろこたついる?な私、めぐりずむ(@megurhythm33)です、おはようございます。

 

昨日、クレヨンハウスから、絵本が届きました。

タイトルは、

 

「どこいったん」

 

 

 クマがなくなった自分の帽子を、色々な動物に聞きまわって探す・・・というストーリー。

関西弁というところがミソです(笑)

 

この絵本、気の抜けたタイトル&関西弁ですが・・・、最後まで読んで大人の私がぞくっとしました!

衝撃のラストというものです。

 

今回は、可愛い顔して本当は怖い、絵本「どこいったん」を紹介します。

ネタバレ含むので、知りたくない方は回れ右です(^▽^)/

 

 

「どこいったん」ストーリー

どこいったん1

主人公はこいつ。どこか視線が宙に浮いたクマ。

彼は、お気に入りの帽子がなくなったので、探しに行くことにします。

どこいったん2

こんな感じで、関西弁で皆に聞いて回ります。でも、みんな知らんでーって感じ。

でもでも、ウサギに話を聞くと・・・

どこいったん3

ウサギーーー!!頭、頭ーーーーー!!

ウサギはクマとあからさまに目を合わせず、めっちゃ挙動不審に帽子を知らないと言います(笑)

やっぱり、嘘をつくと、口数が多くなるって本当なんですね。

こんなあからさまな嘘で、だませるわけないやろーーー!と思ったら、

 

クマ:ふーん・・・さよか。

納得してるやつ、おったーーーー!!!

 

ということで、クマはあからさまに犯人であるウサギを、スルーしてしまいます(笑)

 

その後も色々な動物に帽子の事を聞きますが、やはり手掛かりは得られません。

どこいったん4

しょんぼりクマさん(;O;) ぼくかなしい・・・。

諦めかけているクマのところに、シカがやってきます。

シカに帽子を探していることを伝え、どんな帽子か特徴を伝えている時、クマは気付きます。

どこいったん5

やっと気づいたか!

クマの顔に初めて表情らしいものが出るんですよねー。

 

そして、この赤い背景

 

1回目読んだ時は何も感じなかったんですけど、結末を知るとこの背景色が怖い(;´Д`)

 

クマは、慌てて走っていきます。向かった先は・・・

どこいったん6

だから、気付くのおせーわ(笑)

とうとう犯人に気付いたクマは、ウサギがいた場所に戻ってきます。

そして、しばらく無言で見つめ合う2人。

次のページを捲ると・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

どこいったん7

先ほどウサギがいた場所に、帽子をかぶって座っているクマ。

ぼうしを見つけて、ご満悦の様子。

でもあれ?先ほどあった、もう一つの動物の姿がありません。

 

リスがクマに聞きます。

 

「あの、ちょっと。ぼうしかぶったうさぎ、どこいったん?」

 

クマは言います。

「し、しらんよ。なんでぼくにきくん。うさぎなんかどこにもいてへんで。うさぎなんかしらんで。うさぎなんかさわったこともないで。ぼくにきくのん やめてえな」

 

かつて帽子泥棒であるウサギが言った言葉と似たような事を言うクマ。

ウサギは帽子を盗った事を隠すために、帽子を知らない理由をベラベラ喋りました。

じゃあ・・・

 

クマは何故ウサギを知らない理由とベラベラと?

 

そういうお話です。

 

私が考えるウサギの結末

ここからは私の推測ではありますが、恐らく殺って(食べて)ますね、ええ。

私がそう思う理由はこんな感じ。

クマの言い訳

クマは、うさぎを知らない訳を長々と話します。

これが非常に不自然です。

 

ウサギがクマに帽子の件で詰め寄られた後、クマに帽子が返されるまでの行動は、以下の行動が考えられます。

  1. ウサギ、帽子をクマに返す→クマ許す→平和的解決→帽子すっきゃねん
  2. ウサギ、帽子をクマに返す→クマ許さん→ウサギに制裁→帽子すっきゃねん
  3. ウサギ、言い訳をして帽子を返さない→クマ許さん→ウサギに制裁→帽子すっきやねん
  4. ウサギ、逃げる→クマ許さん→ウサギに制裁→帽子すっきゃねん

帽子がクマに帰ってきている以上、ウサギが帽子を持って逃げた事はありえませんし、クマが平和的に帽子をあげたという事もありません。

色々と行動をあげてみましたが、結局ウサギが帽子を取った事(ウサギが返す・返さない関係なく)を、クマが許したかどうかが鍵だと思います。

 

許したかどうか・・・、それを考えてクマが言ったウサギを知らないという言い訳を聞くと・・・分かりますよね。

 

友好的に解決したなら・・・、絶対にこんな発言しないですよね・・・。

 

もし多少は制裁をしたとしても元はウサギが悪いので、きっとウサギもクマにされたことは公にはしないだろうし、クマもあそこまで挙動不審になる必要はないと思うのです。

 

そして人は何かを隠していると、自分が意識している事をついつい口走ったりします。

 

つまり、

 

うさぎなんかどこにもいてへんで。→うさぎ さっきまでいたで

うさぎなんかしらんで。→うさぎ しってるで

うさぎなんかさわったこともないで。→うさぎ さわったで

ぼくにきくのん やめてえな。→これ以上しゃべったら ボロでるわ(犯行を告白してしまう)

 

という言葉の裏返しではないでしょうか。

 

原作で衝撃の単語が使われている

ふと調べていると、原作ではクマが言い訳をする言葉の中に衝撃の単語「eat(食べる)」が使われているという事が判明!

丁度、「うさぎなんかさわったこともないで」の部分が、

 

I would not eat a rabbit.

 

となってます。

日本語訳の「さわったことないで」ぐらいなら、

 

あ、一発くらわしたぐらいはしたんかな?

 

とか考えられますが、eatなんて使われてたら、

 

あっ・・・(察し)

 

ってなるでしょうよ、誰だって。

 

 

とまあ色々考えてみましたが、

制裁をやりすぎたのか、はたまた怒りにブレーキが利かなかったのか、事故だったのか・・・

うさぎはどこに隠されてしまったのか・・・、奴の口の中か、胃の中か、腹の中か・・・

 

まさにタイトルどおり、

 

(うさぎ)どこいったん

 

ですな。

※ウサギがやられたかどうかは、めぐりずむの想像です(笑)

 

まとめ

私は最後をよんで、ぞぞぞっとしましたが、子どもたちは何も感じなかったようです(笑)まだまだだなあ。

お話はちょっとブラックで怖いですが、関西弁なので読んでいるのは楽しかったです。

下の子はしばらく、どこいったん?とか言っていました(笑)

 

ちょっとブラックな絵本が読みたい方は、超オススメですよ!

 

最後までお読み頂き、ありがとうございました!

過去の記事に★やブクマを下さった皆さんも、感謝です(⌒∇⌒)

※2018/2/18 変更・追記しました。

 

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